Omiaiの出会い:30代男がアイドル似のお嬢様に遅刻された話

管理人がネットの出会いで彼女ができたことを知り合いに言うと、「恋活アプリを利用している女性のなかに、本当にかわいい人いるんですか?」とよく聞かれます。そのときは、「かわいい子はいますよ!」と答えています。

実際、管理人が付き合った女性はネット以外でもモテる人が多いです。現実にモテる女性でも恋活アプリを活用しているのは、「まわりで出会いがない」「女性は無料で出会える」「出会いの場所に行くことが面倒」「1人でこっそり彼氏を作りたい」などの思いがあるからです。

もちろん、なかにはあまり可愛くない女性もいることは確かです。しかし、それはネットの世界だけではなく、リアルな出会いでも一緒です。

本記事で記載している、アイドル似の遅刻お嬢様(以下、アイドル似お嬢様)もすごくモテそうなかわいい女性でした。そのため、初回だけでなく何度も会っています。アイドル似お嬢様の特徴は以下のような感じでした。

・ アイドル似(AKB似)のかわいいルックス

・ 巨乳

・ 23歳(社会人1年目)

・ 高級住宅街に住むお嬢様

・ お嬢様大学卒

・ アパレル営業

・ マイペース

・ 遅刻魔

以下、出会いについて詳細に示していきます。

アイドル似お嬢様との出会い

管理人がアイドル似お嬢様と出会ったのは、Facebookの恋活アプリのOmiaiです。ある朝起きたら、1人の女性からいいね! されており、いいね! をしてくれた女性を確認したところ、アイドル似お嬢様でした。

このように書くと管理人が男前でモテそうな感じですが、全くそんなことはありません。「顔が不細工だから別れたい」「顔が嫌いだからごめんなさい」と何度も言われています。

アイドル似お嬢様が管理人にいいね! をしてくれたのは、「きちんとプロフィールを書いていて好感を持てた」のと、「住まいが近かった」からだということを、後になって教えてもらえました。

冷静に書いていますが、いいね! をもらったときはかなりテンションが上がりました。かわいいことに加えて、巨乳だったからです。飲み会などの出会いの場に行くことなく、かわいい女性からアプローチを受けられるのは、ネットの出会いのメリットです。

うれしさを押し殺しつつも、「ありがとうよろしくね!」と返事をして、アイドル似お嬢様とマッチングします。自分から女性にアプローチしてかわいい女性と出会うことはあっても、かわいい女性からいいね! をもらうことは少ないので、このときは期待しかありませんでした。

メッセージ交換から連絡先交換まで

マッチング後は、とりあえず何もせずに様子をうかがいます。自分からしたいいね! であれば自分からメッセージをしますが、あくまでも相手からしてくれたいいね! に関しては、すぐに返信をしないようにしています。それは、少しでも上の立場でいることを意識したためです。

「自分はいつも通り、しかし相手の女性は自分のために頑張っている」という状態にすると、恋愛は有利に進みます。ある程度自分のペースで進めることができるからです。しかし、アイドル似お嬢様はマイペースであり、こちらの思いなんて気にしません。

アイドル似お嬢様の方からメッセージが来たものの、返信が来ない日も多く、会話がゆっくりとしか進みません。管理人はポンポンとメッセージ交換が進む人が好きなため、テンションは徐々に下がっていきます。

結局、Omiai上でのやり取りを5往復しかしていないのにも関わらず、管理人はLINEの交換を提案します。すでに管理人のテンションが下がっていたので、「提案してフェードアウトされたら仕方ない」という思いでメッセージをしたところ、OKをもらうことができました。

その際も、気をつけたのはあくまでも女性のためを思い、連絡先交換を提案したと気づかいを見せることです。アイドル似お嬢様は、忙しすぎるのでほとんどメッセージを返せないのかと思い、以下のように聞きました。

管理人 : 「(返信が遅いことを謝られて)全然気にしないでね! ●●(アイドル似お嬢様)ちゃんは、お仕事が忙しい時期だって言ってたもんね! じゃ、もし良かったらだけどLINEでお話しする? そちらの方がログインの手間がないかなと思って。僕からID送るよ」

アイドル似お嬢様 : 「そーしましょ!」「IDは××です」

このような流れで、アイドル似お嬢様のLINEのIDを手に入れました。ただし、メッセージをこまめに返してくる女性に対して事例と同じメッセージを打っても、相手の心に響くことはないので注意しましょう。あくまでも、相手のことを考えた上での提案が必要です。

連絡先交換から電話まで

アイドル似お嬢様からIDをもらうことができたので、早速LINEをしてみます。ただ、LINEでもアイドル似お嬢様の返信は遅いままです。そのため、管理人は淡々とメッセージを返していきます。

途中で返信が3日空くこともありましたが、あまり気にしないように他の女性にも同時並行でメッセージを打っていました。実際、ネット恋愛において同時並行で複数の女性とメールすることは、1人の女性に入れ込まないようにするために重要なことです。

付き合ってもいないのに1人の女性にはまってしまうと、女性のメールが少し遅れただけで不安になり、メッセージを連続して打ってみたり、何か悪いことをしたと思って意味もなく謝ったりしてしまうからです。

相変わらず進展しないため、連絡先を交換した次の週末に、管理人は次のアクションとして、電話を提案します。

電話は無理にしなくても女性に会うことはできます。ただ、電話の会話により女性との距離を縮められるため、デートの誘いが断られること、ドタキャンされることの可能性が減ります。特に距離の遠い人と会う場合など、ドタキャンをされたくない場合は確実に電話をするようにしましょう。

電話で話したことは、お互いの仕事の概要、住まいの概要、恋愛事情などです。長電話するつもりはなかったのですが、話は盛り上がり、2時間弱話してしまいました。電話で仲良くなったところで、飲みに行こうとの提案をします。結果、承諾してもらい、飲み会の日時が決定します。

他にも、アイドル似お嬢様が「AKBのあるメンバーに似てると言われること」、「恋愛は自分から告白したいこと」などの情報を集めることができました。なお、仲を深めることができたため、アイドル似お嬢様がいつの間にか敬語を使うのをやめます。

1回目のデートに至るまで

1回目のデートは電話した週末の2週後の週末にすることにしました。本来であれば、次の週末くらいがよかったのですが、なかなか予定が合わなかったためです。それまでに管理人の方がお店を提案することになります。

アイドル似お嬢様と飲む場所は、有名な歓楽街であり、お店はたくさんありました。ネットや本を頼りに候補を見つけることができました。電話のなかでアイドル似お嬢様の好き嫌いも話していたため、好き嫌いを考慮した上で、女子ウケしそうなお店をピックアップします。

ピックアップしたお店をアイドル似お嬢様に選んでもらって、デートの場所は決まりました。そして、電話から2週間後、最初にマッチングしてから1ヶ月後くらいについにアイドル似お嬢様と出会うことになりました。

ただし、1回目のデートはアイドル似お嬢様の遅刻から始まります。

結果、管理人が調べて予約したお店はキャンセルすることになります。18時から2時間制で予約していたのですが、人気店を予約していたため1時間スライドすることができなかったからです。代わりのお店は、アイドル似お嬢様が取ってくれることになりました。

連絡が遅いことに加え、最初のデートから遅刻されたことで管理人のテンションはかなり下がってしまいます。しかし、アイドル似お嬢様のルックスは好みであるため、頑張ってテンションを上げ、1時間後のデートに向かいます。

1回目のデート

当初の予定より1時間遅れで、管理人はアイドル似お嬢様と出会います。会った瞬間、思ったのは「××(AKBの巨乳の人)に似てるわー」ということです。そして、なぜかニコニコしていること、さらになぜか体の距離が近くて胸が当たることにびっくりします。

待ち合わせ場所からお店まで、10分くらい歩きます。アイドル似お嬢様は道に迷ったらしいのですが、自力でお店を見つけたいと述べるので、着いていくことにしました。なんとか着いて、本格的に会話が始まります。印象に残った会話は以下です。

・ 遅刻したので怒られるかなと思った、心の広い人でうれしい

・ (管理人の)顔が薄いのが良いです

・ 今日は写真通りの人がきて良かった

・ ネットで出会うのは怖いけど、合コンは嫌い

・ 合コンに行く男はちゃらいから嫌いだ

・ AKBだと××(巨乳の人)に似ていると言われる

・ 本日遅れたのはネットワークビジネスに勧誘されていたから

「付き合う男性として、心が広い人を求めるのは、遅刻するクセがあるからなのかも……」と管理人は予想しました。その予想は2回目、3回目のデートで確信となります。

びっくりしたのが、「今日は写真通りの人が来て良かった」というところです。アイドル似お嬢様が最初ニコニコしていたのは、写真通りの人(管理人)が来たからとのことでした。前に会った男性は写真とは全く別の人が来たらしく、待ち合わせ場所で断って帰ったとのことでした。

写りの良すぎる写真の使用、別人の写真を使用は厳禁だということがよくわかります。

他にも「合コンに行ったら、ちゃらい感じになるから嫌」、「男性はいやらしいことばかり考えているから嫌」と連呼していたので、管理人が合コンに行くのか問われる前に話題を変えます。管理人はよく合コンするので、マイナスの印象を与えることを避けるためです。

なお、「遅れた理由は、友だちの知り合いからネットワークビジネスを勧誘されていた」というところにも驚きました。管理人もpairsで会った女性に勧誘されましたが、ネットワークビジネスの勧誘は多いので、興味がなければ断りましょう。

19時に待ち合わせして、結局23時まで4時間お店にいました。しかし、アイドル似お嬢様はまだ一緒にいたいらしく、帰るかどうかを聞いてきます。まだ終電までは時間があったため、有名な喫茶店に入り0時くらいまで話をしていました。

2回目のデート

1回目のデートでは「まだ一緒にいたい」という雰囲気を感じましたが、管理人は次に付き合う女性は真面目に付き合いたいという思いがあったため、手もつながずに帰ります。

女性との距離を縮めるためにボディタッチは重要です。ただ、ここまで完全に相手のペースにはまっているため、どうしても気持ちが上がりきりませんでした。また初回のボディタッチはリスクも高いので、とりあえずは今と同じ関係を続けることにしました。

次のデートは映画デートです。映画に行く理由は、1回目のデートの最中にアイドル似お嬢様が見たい映画があると言っていたからです。特に希望があるわけではなかったので、管理人はアイドル似お嬢様に合わせることにします。

デートの日時は決まっても、相変わらずアイドル似お嬢様の返信は遅いままです。そのため、いまいち気持ちが盛り上がらずに2回目のデートの日がやってきます。デートの日は決まったのですが、結局映画のチケットが取れず、食事をすることにしました。

ただし、結論から言うと、アイドル似お嬢様はひどい遅刻をしてきます。20時に待ち合わせの約束をしたのですが、結局21時直前まで会うことはできませんでした。21時になったらさすがに帰ろうとしていたので、危ないところでした。

ご飯を食べて、少し飲んで帰ることにしました。

このとき、話していて思ったことは、アイドル似お嬢様の遅刻に対する概念が変わっていることです。彼女の弁明は以下です。

・ 遅刻したのは美容院に忘れ物をしたせい

・ 美容院に戻ったら雑談が始まっちゃった

・ 雑談を途中で切り上げるのは申し訳なかった

・ あと30分かかると言ったら帰られてしまうと思って、短く言ってしまった、ごめんなさい

「オレを待たせるのは良いのか……」と思うのですが、頑張って耐えていました。女性のなかには「叱ってくれる人が好き」という人もいますが、これは恋人として関係が成立していればです。付き合う前の段階ではハイリスクであり、アイドル似お嬢様を叱ることはしませんでした。

ただ、お嬢さま大学を出た後で、アパレル営業として頑張っている一面が2回目のデートでは感じられました。また書籍・漫画・映画の知識が豊富で話が面白かったため、管理人はまだデートを続けることにします。

帰り道で、「クリーニングは家に毎日来るもの」という発言にはびっくりしました。「やはりちょっと価値観が違うのかな……」と思い、岐路につきます。

3回目のデート

3回目のデートは、2回目のデートで行けなかった映画デートです。週末は管理人とアイドル似お嬢様の予定が全く合わなかったのですが、どうしてもアイドル似お嬢様が映画を見たいとのことであり、平日のデートにします。

平日の夜18時半過ぎと早めからのスタートでしたが、上映期間の終わり間際だったため、当日は満席でした。しかし前回の失敗を生かし、管理人はチケットをネット予約で取っておくことに成功します。

しかし、当日問題が起こります。それは、アイドル似お嬢様の3回目の遅刻です。

当日になって遅れると言われて非常に混乱しました。混乱した理由は以下です。

・ 遅れてくる場合、自分は映画を見ながら待っていて良いのか

・ 電波が入らない映画館であるため、外にいないと連絡を取れない

・ 4D映画が初めてだったため、途中退場はできるのかわからない

など、困ることは盛りだくさんでした。結果、劇場の外で相手を待ち、1時間遅れできたアイドル似お嬢様を迎えて一緒に映画館に入り、見ました。内容自体は面白かったのですが、途中からしか内容がわからないため、もやもやした感じで映画を見ます。

映画が終わった後、場所を変えて食事に行きます。管理人もアイドル似お嬢様も、仕事後であり、かつドタバタして映画を見たために疲れていました。

ここで、アイドル似お嬢様は疲れていたためか、いつもなら突っ込まない管理人の仕事にまで突っ込みを入れてきます。仕事のことをペラペラ話すわけにもいかないので答えられずにいると、アイドル似お嬢様はかなり機嫌が悪くなってきます。

結果的に眠いとの理由で、強引にお会計を呼ばれた後、アイドル似お嬢様は父親に迎えを呼び、去っていきました。残された管理人は、1人さみしく岐路につきます。そしてアイドル似お嬢様とは2度と会うことはありませんでした。

終章

3回目のデートまでに、何度もアイドル似お嬢様と連絡を切るタイミングはありました。ただし、ずるずると関係をつなげてしまった結果、ある程度の時間とお金を使ってしまっています。そして、機嫌が悪い日に起こった管理人の1回のミスで、嫌われるという事態となります。

付き合う前段階であると、いくら女性の言うことを聞いても、たった1回ミスしただけで嫌われるというわかりやすい事例です。この事例であれば、管理人がすべきだったのは早い段階で付き合うために動くか、何もせずに離れるかの決断を早めに取ることです。

相手が「自分から告白した」ということで、ずるずると自分でどうすべきか考えずに一緒にいたことが、時間とお金の損失につながっています。告白はしなくても、1度目のデートで決断はある程度すべきです。

また、遅刻に関しては断固たる意思で帰るのも手です。言うことをなんでも聞く人と思われないようにするためにも、自分のなかでルールを作り、あまりにひどい遅刻をする人に対しては帰るという決断をすることも大事です。

以上、色々と学ぶことが多い出会いでしたが、確実に言えることはアイドル似お嬢様はとても可愛くて巨乳だったということです。普段の生活では出会うことがない23歳の女性からアプローチされ、デートができることは、ネットの出会いの醍醐味だということを再度認識しました。