pairsで出会った20歳のネットワークビジネス業者の本音

ネットワークビジネス女性イメージ

最初に断っておきますが、管理人は「ネットワークビジネス」「マルチ商法」「MLM(マルチレベルマーケティング)」といわれるビジネスに対して、肯定も否定もしません。ただし、このようなビジネス勧誘を恋活アプリ・婚活サイトで行うのは規約違反です。

以前管理人は、ネットワークビジネスを行う20歳の「ビジネス女性」にpairsで出会いました。管理人としては、ビジネス女性の本音を聞いて「ひどい考えだな……」というのが感想です。それはハタチで幼いからか、ネットワークビジネスをやっているからかはわかりません。

ただ、少なくともいえることは、pairsはネットワークビジネスの勧誘を行う場ではないということです。恋愛・婚活をしている多くの人にとってはビジネスの話は不要であり、勧誘された時間は無意味でしかありません。

そのため、管理人と同じような勧誘をされないようにするために、ネットワークビジネスの業者に会った体験談を示します。この記事を読んだあなたが、同じような勧誘に合わなければ幸いです。

ハタチのビジネス女性との出会い

私がビジネス女性を見つけたのは、プロフィール検索結果でした。プロフィール検索で、「自分が住んでいる都道府県」「年下」「人気順」などで検索したら、ビジネス女性が表示されました。もらっている「いいね!」数は200くらいで、笑顔の可愛い女性でした。

ただし、気になったのが、年収経営者というワードです。20歳で年収は「600-800万円」というのは、平均からすると異常な高さです。日本のサラリーマンの平均年収は、40代で400万円台だからです。

ネットワークビジネス女性のプロフィール

※pairsの画像転載は禁止のため、管理人が本物を再現

また、経営者というワードがあるのにも関わらず、「会社の事務をしています」という自己紹介文にも疑問を感じました。怪しいとは感じましたが、自分の直感を確かめるためにも、いいね! をしてみました。結果、あいさつが成立してメッセージ交換が始まります。

ネットワークビジネス女性の自己紹介文

※pairsの画像転載は禁止のため、管理人が本物を再現

ビジネス女性とのやり取りは弾まない

後から聞いてわかったことですが、ビジネス女性はとてもメッセージ交換が苦手、ということでした。そのため、pairs内で1日に2通程度メッセージ交換をしていたのですが、気持ちが入っていないような内容を送ってきます。

メッセージに気持ちが入っていると、仲良くなるにつれて、文章の内容が変わってきます。それは、わかってくれる人に対してもっと自分のことを知ってほしくなるからです。ただし、ビジネス女性の場合はそれが全く感じられませんでした。

何通メッセージ交換をしても、当たり障りのない答えばかりが返ってきます。例えば、恋愛の話であれば、自分の好み、昔の体験、pairsではこんな人がいる、など色々と会話が広がっていくのですが、何の会話をしても広がらずに表面的な会話で終わります。

「ビジネス女性、自分(管理人)と話してて楽しいのかな……」と思いましたが、淡々と会話は続きます。そして10通目くらいで、連絡先交換の提案をし、無事に了承してもらえました。そこで、こちらから「LINEのID」を送りました。

また、これも後から聞いてわかったことですが、管理人はこの時点で振るいにかかっていたのです。敬語を使う人、自分から連絡先を渡す人、すぐに連絡先を聞かない人、としか会話を続けないということを、ビジネス女性はルールにしていました。

デートするまでの流れ

LINEに移行した後も淡々と会話は続きます。そのためLINEに入ってから5、6通目くらいで、試しに仕事の話を聞いてみました。

ただし、注意して欲しいのが、最初から仕事の話を聞かないことです。女性の多くは、会話を始めて間もない人に、自分の仕事の話をすることを嫌がります。もし聞くのであっても、「営業」「事務」などの職種程度にし、嫌われたくなければ深い話は聞かないようにしましょう。

ビジネス女性から送られてきた内容は、プロフィールに書いてあるものでした。本来は嫌われたくないのでこれ以上は聞きません。ただし、管理人は「ビジネス女性は怪しい感じがするから、嫌われても構わない」と考えて、もう少し突っ込んでみました。その返答が以下です。

この時点で、ほぼ業者の方だなと思いました。返答に対して言葉を濁していたら、ビジネス女性の方からカフェでお話したい、つまり会いたいということをお話してきました。

ここからは、完全に事務的なことしかやり取りをしませんでした。ただし、時間をコロコロと変えることが気になりました。

最初は「夜予定があるから、昼間が良いです」と言われたので、昼間に設定しました。その後、「実は昼間は予定があったので、夜に変更できますか」と言われ、夜に変更しました。その後さらに、「約束した時間よりも早めで良い」と言われました。

ネットワークビジネス業者とのやり取り

ネットワークビジネス業者とのやり取り

勘付いたことは、「他の人ともやり取りをして、同じ日に会おうとしているな」ということです。ビジネス女性が会おうとしている人が、友だちかそれとも他のpairsの男性かはわかりません。ただ、時間調整をしていることは強く感じました。

これは何でわかったかというと、管理人自身も1日に複数の女性と会うとき、同じことを女性にした経験があったからです。昼間・夕方と別々の女性に会おうとして、昼間の約束時間が早くなったり、なくなったりした場合、夕方の女性に対して時間変更をお願いした経験があります。

ビジネス女性とは結局、夜会うことにしました。「20時にはお店を出なくてはいけません」と言われてはいましたが、長時間勧誘される可能性を考えると、夜から会う方が短時間で帰宅できると考えたからです。そして、会う日がやってきました。

カフェでの本音トーク

ビジネス女性との待ち合わせは、ビジネス女性と管理人が住む町の中間あたりの街で、人通りの多い路上で行うことにしました。そして、電話をしながら会うことで、まわりに取り巻きがいないかなどを観察しながら、ビジネス女性に声をかけました。

写真とはやはり印象が異なりましたが、ハタチの可愛らしい女性でした。思ったより普通な人で良かったと思いつつ、カフェに入ります。カフェはネットで探しておいた、女性人気の高いお店です。お酒よりも値が張らないため、コストパフォーマンスはとても良いです。

最初は無難な会話から入ります。「○○(地名)に住んでるんでしたっけ? 1度だけ行ったことあります」などと言った、トークを20分くらいすると、場が落ち着いてきます。特にビジネス女性は、勧誘が目的であるためか、管理人のことをとても褒めてくれました。

ただ、「良い出会いあります? 他にpairsで付き合ったことってあります? などの恋愛トークは盛り上がりません。その理由はなぜかというと、「私、まだお付き合いしたことがないんです」ということでした。

この辺から、ビジネス女性のスイッチが入ってきます。

ビジネス女性:「そもそもpairsって怪しくないですか?」

管理人:「そんなに怪しい人多いですか!? 僕付き合ったことありますけど、その人は普通でしたよ。確かに色々な人はいると思いますが……」

ビジネス女性:「(管理人の話を無視して)私、こういうので会うのってどうかと思うんです! ここって変な人しかいないんじゃないですか!」

管理人:「(自分の立場がない)……まあ、色んな人がいますからね。ビジネス女性が思う、変だって人もいるかもしれませんね。ちなみにですが、変な人しかいないと思っているのに、なんでpairsで出会ってるんですか?」

ビジネス女性:「私、先生に言われてpairsで勧誘しなさいって言われてるんですよ。じゃなかったら、こんなサイトしません!」

ここからさらにビジネス女性の怒りの本音トークは続きます。

・ 「先生」というのは、ネットワークビジネスの先生(男:20代後半)である

・ ビジネス女性はコンサルタント代金として、先生に年間30万円払っている

・ pairsのやり取り、プロフィールなどは先生と相談している

・ 敬語を使う人、やる気がある人、ビジネスしそうな人、夜遅い時間まで会わないのをOKする人のみを誘う

・ pairsを恋愛目的で使わない

など、ビジネス女性の行動はほとんど先生が決めているようでした。

なお、後からわかったことですが、管理人が活動していた県においては、ネットワークビジネスをする女性が複数人いました。そして、同じような写真(カフェ・ケーキ・笑顔の写真)、同じようなプロフィール(年収高い)になっているのは、同じ先生から学んでいるからとのことでした。

ビジネス女性の規約違反の意識

管理人としても、どうしても疑問だったことを聞いてみました。

管理人:「pairsで勧誘するのは規約違反の可能性がありますが、大丈夫なんですか?」

ビジネス女性:「そうなんですか! でも、先生が大丈夫だと言っているので、多分大丈夫です」

pairsの規約として、第8条禁止事項の25項に「無限連鎖講及びマルチ商法、それに類似したり、その可能性があるものに関するもの」とあります。つまり、ネットワークビジネスは規約違反であるのです。規約違反をすると、強制退会の可能性があります。

それをきちんと知らず、ビジネス女性は活動していたのです。管理人としては、pairsを使って良い女性に出会いたいし、他の人にもたくさんの出会いが生まれてほしいと思っています。そのため、ビジネス女性が真面目にpairsをしていないのはとても残念に感じました。

管理人:「ここの男性をあまり信じられない気持ちもあるかも知れませんが、もう少し探したら良い男性もいるかも知れませんよ」

ビジネス女性:「いや、私はいいです」

管理人はすでに疲れていましたが、ビジネス女性はここからビジネスの話に入ろうとします。管理人は、ビジネス女性の出会いに対する思いに強い不信感を抱いていたため、ネットワークビジネスの話をそれ以上させることはしませんでした。

管理人:「ビジネスを頑張っていることはわかりました。夢に向かって頑張ってるのは良いと思いますよ。ただ、僕は違うことで起業したいのでネットワークビジネスに興味はありません」

はっきりと返答しました。多少、どのようなことをしたいのかは聞かれましたが、ビジネス女性はそれ以上勧誘をすることはありませんでした。

なお、ビジネス女性がカフェと言ってきたのは、お酒を飲まなくて済むこと以外に、勧誘しやすいということもあったとのことです。

管理人が住んでいた県では、勧誘の多くは「コメダ珈琲」などの大きな喫茶店が多いことも教えてくれました。実際、コメダ珈琲にてネットワークビジネスの勧誘をしている人を、何度も見かけたことがあります。

お別れ

たくさん話した感じでしたが、実際に話していたのは1時間半弱くらいでした。出会い・恋愛には全くつながることはありませんでしたが、色々なことを教えてもらうことができたと思っています。

家に帰った後も、「またお会いしたいです」という連絡がありましたが、「起業頑張ってください!」とだけ返しました。そして、pairsでビジネス女性を違反報告しました。他にも同様の報告があったためか、自発的にかは不明ですが、ビジネス女性は1ヶ月後には退会していました。

ビジネス女性の話によると、管理人はだいぶ落ち着いて話を聞いていた方らしいです。実際、勧誘の話になった途端に激怒したり、暴言をはいて帰ったりする男性も多いということでした。そのような男性も違反報告をしたのでは、と予想しています。

ビジネス女性をはじめとする業者の人は、退会させられることを避け、成果に結びつく出会いだけが欲しいためか、「怒らない人」「真面目に話を聞いてくれる人」を選別している感じでした。なかには受け入れてくれる人もいるから、勧誘を続けているのではないかというのが所感です。

ネットワークビジネスは違法ではありません。ただ、管理人が会った女性の本音では、pairsは勧誘の手段にすぎず、真面目に恋愛をする気は一切ないそうです。そのため、真面目に出会いを探す男性は、本記事を参考にし、できるだけ業者を避けて女性を探してみてください。

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