恋愛に使える心理学の中に有名な理論の1つとして、吊り橋効果があります。この吊り橋効果を理解して実践することで、相手から好かれるきっかけを作ることができます。
吊り橋効果は、多くの機会で容易に使用できます。そのため、女性と一緒にいる際に、吊り橋効果を利用して恋愛につながる出会いにしていきましょう。ここでは、この吊り橋効果の理論と、実践する際の方法を説明します。
吊り橋効果理論
吊り橋効果は、一緒にいる相手をドキドキさせた状態にすることで、そのドキドキを異性に対する恋愛感情と勘違いさせ、相手に自分のことを好きにさせるものです。
これは、カナダの心理学者である、ダットン氏・アロン氏が発表した内容に基づくものです。彼らは被験者として独身男性を集め、とても高い高度にある渓谷にかかる揺れる不安定な吊り橋と、低い高度にある揺れないがっちりとした橋の2箇所で実験をしました。
実験は、両方の橋の中心に女性を配置し、被験者の男性が橋を渡るときにアンケートをします。女性は男性に対して連絡先を渡し、結果が知りたければ連絡を下さい、と指示をします。その結果、渓谷にかかる吊り橋を渡った被験者の方が、圧倒的に女性に連絡をした、という結果が得られています。
このことから、被験者の男性は、吊り橋を渡るときに感じるドキドキを、恋愛感情で生じたものと勘違いしたという主張がなされています。
吊り橋効果理論の実践
吊り橋効果は、少し考えれば、女性と一緒にいる際にいくらでも応用することができます。相手をドキドキさせるために、何をすれば良いかを考えましょう。ここでは、スポーツ・遊園地・普段のデートなどの方法を紹介します。
・スポーツ
女性と一緒にできるスポーツを考えて実践しましょう。例えば、スポーツジムで出会った女性は、ジムで運動している際は常にドキドキしている可能性が高いです。ジムでの出会いから恋愛につながるのは、吊り橋効果もあるからです。
他にもスキー・スノーボードも女性と一緒にすることができ、吊り橋効果を期待できます。いつもと違う格好で、違う行動を見せることができれば、「ゲレンデマジック」も生じるため、恋につながることは多いです。
・遊園地
ジェットコースターなどの絶叫マシーンは、興奮してドキドキするのが普通です。女性と一緒に乗るだけで、自動的に女性から好かれたらとても幸運なことです。ぜひ、女性と一緒に乗るようにしましょう。
他にも、定番のお化け屋敷も吊り橋効果が作用します。そして、スキンシップを自然に図れるところでもあるので、女性が嫌がらない範囲で吊り橋効果を狙って利用してみましょう。
・普段のデート
カラオケ・ドライブなどでも十分に吊り橋効果を使えます。大音量の音楽で、女性は興奮してドキドキするからです。
なお、さらに身近なところでは、道を歩いていてギリギリで赤信号を渡るというのも手です。女性がドキドキすることに加え、さりげなく腕を引っ張っても不自然でないからです。スキンシップや男らしさのアピールも同時にできる良い方法です。
ただ、例で示してきた吊り橋効果を使用する際に大事なことは2点あります。それは「やりすぎないこと」「ひやひやさせないこと」の2つです。
吊り橋効果を起こそうとして、相手を必要以上にドキドキさせてしまうと、相手は疲れてしまう可能性があります。そうするとあなたは、一緒にいてドキドキするではなく、一緒にいて疲れる存在と思われてしまう可能性があるので、ほどほどにしましょう。
また、ドキドキさせようとして、ひやひやさせないことも大事です。あなたが不意に起こした行動で、危なっかしい人と思われることもあるからです。あくまでも相手から見て、不自然でない行動をして、吊り橋効果をねらいましょう。
まとめ
吊り橋効果は、相手をドキドキさせた状態にし、そのドキドキを自分への恋心と勘違いさせるものです。工夫すればさまざまな場面で実践できるため、行ってみましょう。
例えば、スポーツジムやスキー・スノーボードといった「スポーツ」、ジェットコースターやお化け屋敷が用意された「遊園地」、他にもカラオケ・ドライブ、そして散歩の際など、色々なところで吊り橋効果を利用することができます。
ただ、やりすぎたり、ひやひやさせたりすると、結果としてマイナスの印象がついてしまいます。適度に、きちんと空気を読んで、吊り橋効果を狙いましょう。