あなたが好きな子とデートするときには、女性がデート自体に対してどのような感情を持っているか、常に気にしておく必要があります。なぜなら、女性がデート自体に対して抱く印象は、そのままあなたの印象になるからです。
デート内で抱いた印象を、そのまま一緒にいるあなたへの印象と勘違いしてしまうのは「帰属錯誤」が生じるためです。ここでは、帰属錯誤について説明した上で、好きな子の印象を上げるため、その理論をデートで応用する際の注意点を説明します。
帰属錯誤をデートに生かす
「帰属」は、自分の行動・相手の行動・出来事といった事象が、何が原因であったかを考えることを指します。そして、「錯誤」は間違えることをいいます。つまり、「帰属錯誤」は、事象の原因を考えて、間違えてとらえてしまうことをいいます。
恋愛で考えたら、デートしている時間に抱いた気持ちを、デート内容によるものではなく、一緒にいる人への気持ちによるものと勘違いしてしまう、ということがいえます。吊り橋のドキドキを恋の胸の高鳴りと誤解する「吊り橋効果」が代表的な例です。
注意すべきポイントとしては、帰属錯誤は良い方向にも悪い方向にも作用するもの、ということです。あなたが良いデートを実行すれ、女性は当然良い印象をあなたにもってくれます。ただ、逆の場合もあるので注意が必要です。
そのため、好きな子とデートするときは、できるだけ良い印象をもたれるデートをし、できるだけ悪い印象が付かないデートをする必要があります。以下、帰属錯誤をデートに生かす際のポイントを3つ説明します。
・第1に、無難なデートをする
・第2に、長い時間デートしない
・第3に、ドキドキさせるデートをする
以下、詳細に説明します。
無難なデートをする
好きな子に好かれたいがために、特別なデートをしようと意気込む人は多いです。パートナーがいて、関係がしっかり成り立っているときは、特別なデートが時々あっても構いません。ただ、付き合う前のデートで、特に初回のデートでは無難である方が女性に好かれます。
なぜなら、無難なデートをする方が安心感を持つからです。そこで帰属錯誤が生じた結果、女性はあなたと一緒にいることに、安心感を覚えます。女性は一緒にいる男性に安心感のある人を求めるため、女性があなたに安心感を持つと、恋愛が成功する可能性が上がります。
また、無難なデートの方が、女性も気をつかわずに済みます。男性が特別なデートをしようとすると、女性は「私も気をつかわなくては! 」と考えてしまいます。すると、女性はデート中に気をつかい、男性に対して「気をつかう人」という印象が出来上がってしまいます。これでは悪い印象が付いてしまい、不都合です。
安心感があり、気をつかわなくてよい男性といった良い印象を持ってもらうために、初回は無難なデートをしましょう。
長い時間デートをしない
好きな子と少しでも一緒にいたい、そして評価を上げたいという気持ちを持つことは、最もなことです。ただ、あまり長い時間デートしても女性の印象は上がりません。むしろ下げることもあるので、適度な時間で止める方が得策です。
なぜなら、長時間デートをしていると女性は疲れるからです。その際に、帰属錯誤が生じてしまうと、あなたと一緒にいることが疲れる、ということになりかねません。一緒にいて疲れるというのは、最悪の印象に近いので、デート時間は短めにしましょう。
初回デートの時間としては2時間から2時間半程度が望ましいです。食事やお酒であれば、これくらいの時間でも自然です。人の集中力が続くのは1時間半というデータもあり、2時間を少し超える程度で終えることは、楽しい時間でデートを終えることにも役立ちます。
ドキドキさせるデートをする
ドキドキさせるデートというのは、いわゆる「吊り橋効果」を起こすデートです。不安的な吊り橋上で人がドキドキするように、相手の女性をドキドキさせた状態にすると、一緒にいるあなたを好きだと勘違いしてくれるのです。
実際、一緒にいて安心感を持ってもらうことは大事ですが、それだけでは女性に好きになってもらうことはできません。言葉なり行動なりで、相手をドキドキさせることは大事なことです。
そのために、お化け屋敷やジェットコースターを利用したり、ドライブやカラオケで大音量の音楽を聞いたり、女性の手を引いて赤になる前の交差点を駆けたりなどして、女性をドキドキさせましょう。
ただ、あくまでも適度にするようにしましょう。やりすぎると、女性が疲れてしまい、逆効果になるからです。ポイントを押さえて女性をドキドキさせるようにし、相手が疲れるほど行うことはやめましょう。
まとめ
女性とデートするときは、相手の女性がデートに対してどのように感じているかを考える必要があります。なぜなら、「帰属錯誤」を起こすと、デート自体に対する印象が、あなたの印象になる可能性があるからです。
帰属錯誤は良い方向にも、悪い方向にも作用します。そのため、帰属錯誤を上手くデートのなかで使用するにあたり、3つのポイントがあります。それは、「無難なデートをする」「長い時間デートをしない」「ドキドキさせるデートをする」です。
安心感があり、それでいてドキドキすることもあると、女性はあなたに好意を抱きます。また、人の集中力や疲れを考慮すると、最初のうちのデートは2時間から2時間半くらいにしましょう。