初のネット恋愛体験談:管理人がネットで初めて女性に出会った話

婚活サイトのブライダルネットや、恋活アプリのpairsが存在する現代は、ネット恋愛・ネット婚活がとても行いやすい時代となっています。あるアンケート結果では、20代・30代の男女の10%弱が恋活アプリ・婚活サイトの使用経験がある、というデータもありました。

そのような時代であり、管理人としては「可愛い女性に出会いやすくて仕方がない」というのが本音です。ただ、管理人がネットの出会いを初めた2010年頃は、SNS以外でネットで出会うとしたら、いわゆる「出会い系サイト」だけでした。

広い意味では、婚活サイトや恋活アプリも出会い系サイトです。ただ、もう少し狭い意味では、出会い系サイトは「アダルトOK」のサイトです。ただ、そのなかでアダルト業者を避け、管理人は女性に出会ってきました。本ページでは、その初めての出会いについて書きます。

ネットの出会いを試した理由

管理人が初めてネットで出会った頃は、アダルトOKの出会い系サイトが幅を利かせている時代でした。現代では、Facebookの恋活アプリが大変人気がありますが、2010年頃はそのようなアプリはありません。

ただ、それでも出会いが欲しかった管理人は、出会い系サイトに頼るしかありませんでした。なぜなら、出会いがなかったからです。

知り合いのいない場所に配属されたため、友達の紹介・合コンは見込めません。ナンパしようにも、人がいませんでした。街コンも存在せず、婚活パーティーがあるくらいでした。ただ、当時は結婚したいとは思っていなかったため、参加したいとは思いませんでした。

結果として、管理人が選んだのがネットの出会いでした。このように書くと、ためらいなくネットの出会いを始めたかのように思うかもしれませんが、そんなことはありません。2ヶ月間くらい無料検索をして様子を見て、さらに1ヶ月悩んで登録しました。

・ 本当に自分が出会い系サイトをして良いのか

・ 自分は法律違反を犯していないのか

・ 自分は悪い方に進んでしまったのではないか

・ 父さん、母さん、逮捕されたらごめんね

などと、不安なことばかりでした。ただそれでも、管理人は「1度きりの人生を無駄にしたくない! できることをやろう!」という強い気持ちを持って、最終的には登録することを決断します。

先に言っておくと、Facebookアプリのpairs、もしくは婚活サイトのブライダルネットは、アダルトの気配が全くありません。「アダルトOKだから出会い系サイトは怖い」というイメージは強いですが、そのイメージをを払拭した真面目な人ばかりのクリーンなサイトとなっています。

出会い系サイトの洗礼

いろいろと調査して決断し、登録を決め、活動し始めた出会い系サイトでしたが、管理人はすぐに恐ろしいところに来てしまったと感じます。まだプロフィールも設定していないのにも関わらず、20件くらいのお誘いメールが届きます。

内容は「はじめまして! 23歳で看護士してる○○だよ♪ 寂しいしこれから会いたいな〜! ホ別2でどう?」といったメールばかりでした。後にわかったことですが、ホ別2というのは、ホテル代金は別として2万円くれたら援助交際するよ、とのことらしいです。

アダルトOKの出会い系サイトのなかには、デリヘル業者が多く潜んでいます。業者のなかに電話番担当の人がいて、その人がターゲットとなる男性にメールを送ります。特に初心者など、経験がない人がターゲットとなってしまっています。

管理人の場合は、かなり調査してから臨んだので被害はなかったのですが、何も知らなかったら食いついてしまうか、ドン引きしてすぐに止めてしまう可能性が高いです。

なお、現代のアプリ・サイトでは、そもそもアダルトOKのメールは打てません。そのため、このような迷惑メールが恋活アプリ上、婚活サイト上で来ることはないので、安心して使用することができます。

出会い系サイトで、初めて女性とやり取りをする

最初からやる気をなくしかけた管理人ですが、とりあえずプロフィールを設定することとしました。ただし、どうしても出来なかったことは「顔写真を公開すること」です。

本サイトでは、何度も顔写真を載せることは重要だと述べています。ただ、管理人が出会い系サイトで顔写真を載せることができなかった理由は、女性だけでなく、男性にも顔が公開されるからです。同性に見られることを恐れていたので、当初公開はできませんでした。

その後しばらく経ってから、機能を上手く使用すれば、自分が話しかけた人にだけ顔写真・プロフィールが公開できることがわかりました。この機能は、Facebookのアプリのなかにも、一部同じ機能があるサイトも存在します。

プロフィール設定後も、管理人はまだ行動することができませんでした。アダルトOKの出会い系サイトは、料金が定額制ではなく、ポイント制でした。結局女性と話さなければポイントが生じず、お金がかからないため、時だけが過ぎていきます。

そのような日々が2週間くらい続いたある日、女性からメールが入ります。

「プロフィール見て気になりました。仲良くしましょう」

それまでに幾度となくもらっていた迷惑メールではなかったため、管理人はメールを初めて返してみます。

「はじめまして。まだ慣れていないので、よくわかりませんが、よろしくお願いします」

おそるおそるでしたが、何とかメールを続けていきます。その「出会い系女性」は、34歳の方でした。当時20代後半であった管理人は、年下の女性が好きなため、年齢的に対象外でしたが、まずは会ってみよう決意し、話を進めていきます。

あるときまで、会話自体は普通でした。「どんな食べ物が好き?」「休みの日は何してる?」などと一般的な会話を行っていきます。ただ、肩こりの話になったとき、状況が少し変わります。

出会い系女性 : 「最近さ、肩こって仕方ないんだよね」

管理人 : 「肩こり辛いですよね。僕も肩こるのでよくわかります」

出会い系女性 : 「誰かもんでくれたらいいんだけどなー」

管理人 : 「じゃ、いつか出会えたら僕が肩もみますよ! 肩もみ上手いって言われるんで♪」

出会い系女性 : 「うーん、肩だけじゃ嫌だな。全身マッサージして」

管理人 : 「全身マッサージ……ですか!?」

出会い系サイトで、初めて女性と出会う直前まで

管理人 : 「肩もみくらいならいいですよ!」

と言い切って、出会い系女性の不満を押し切り、なんとかラーメンに行く約束を取り付けます。ラーメンにした理由は、Jさんがラーメンを希望したからです。この辺りまで会話してくると、徐々に出会い系女性が変わっていることがわかってきます。

・ 初対面の人に全身マッサージを提案する

・ メールの返信を催促する

・ 怒りっぽい

特に、怒りっぽいことは衝撃的でした。会う日の昼間にメールをもらったのですが、それに対して仕事なので返信をできずにいたら次のようなメールが入ります。

「●●は面倒?(●●は待ち合わせ場所)

ってゆーか逢うないんじゃない??

嫌ならいいから」

管理人は、「この人やばい人なんじゃないか……」と思いながら、遅れてごめんと謝罪し、待ち合わせ場所に向かいます。待ち合わせの際、ネットの知識に忠実に守ったことは以下です。

・ 相手の車に乗らない

・ 免許証などの本人証明を持っていかない、もしくは隠す

・ クレジットカードを持っていかない

・ 逃げやすい靴を履く

・ 友達に○○時まで連絡がなかったら、電話をくれないかと伝える

pairsやブライダルネットで女性に会うときには、これらの行動を行ったことはありません。ただ、出会い系サイトしかない頃は忠実に守って行動していました。さらに、以下のことにも気をつけていました。

つつもたせ(美人局)対策のため、ホテルにはいかない

つつもたせとは、女性と男性が組んで、女性がターゲットの男性をホテルに連れ出します。そこで、2人きりになった後で組んでいる男性が出てきて、ターゲットの男性を恐喝するということを指します。対策としては、ホテルに行くなどのあやしい行動をしなければ良いだけです。

これらをネットで調べ上げ、おそるおそる管理人は、待ち合わせ場所へ向かいました。

出会い系サイトで、初めて女性と出会う

待ち合わせ場所は、大きなスーパーの駐車場でした。早めについて、まわりに誰も隠れることができないような広いスペースに車を駐車します。少し待つと、出会い系女性から着いたよ、との連絡が入ります。緊張感は最大限に膨らみます。

場所を教えると、出会い系女性は近くに車を止めてこちらに歩いてきます。どうやら1人らしく、管理人は安心します。そして、管理人の車に入ってもらいます。第1印象は以下です。

「……臭い!!

出会い系女性は香水をつけすぎです。管理人はきつい香水が苦手で、一気に気持ちが悪くなりました。

管理人 : 「暑いし、ちょっと空気の入れ替えしていいですかー?」

出会い系女性 : 「嫌、寒い」

管理人 : 「ですよねー!」

そんなやり取りをしながら、出会い系女性と食事をする場所に向かいます。出会い系女性が好きなのでラーメンにしたのですが、そのお店に入ってやっとわかったことは、出会い系女性がサバを読んでいるということです。

出会い系女性 : 「5年くらいまえに、6個下の28歳の彼氏と付き合ってたんだけどさー……」

5年前には、すでに34歳だったことになります。管理人が「あれ?」と突っ込むと「まあいいじゃん! 気にしないで!」となります。写真交換も断られていて、初めてみた見た目も好みでなく、香水の匂いで具合が悪かったため、管理人は食事中から帰る気しかありませんでした。

食事中出会い系女性から、「これからどこ行くー? マッサージは?」と聞かれますが、管理人の答えは「とりあえず食べてから考えよう」の一転張りでした。

そして、食事が終わり車に乗ります。「で、どうする?」という出会い系女性の問いに対して、管理人は怒られることを覚悟して、勇気を振り絞って発言します。

「とりあえず、今日は帰ろっか?」

終章

そこから、出会い系女性を送っていくまでのドライブは苦痛でした。全身マッサージを本当に望んでいたらしく、ホテルに行く気満々だったようです。出会い系女性はその後黙り、時折舌打ちをしていました。管理人は、待ち合わせ場所まで戻り、出会い系女性を下ろした後、速やかに立ち去りました。

その日は緊張しっぱなしだったので、友達の家に逃げ込み、出来事を報告しました。「ネットから本当に出会えるんだ、そして出会い系女性はなんだったんだ?」と友達と議論して興奮を発散させ、初めての出会いは終わりました。

この初めての出会いから、管理人は100人を超える女性とネットから出会っています。そのなかで、彼女が出来たり、友達ができたりなど、たくさんの出会いがありました。人との出会いは、自らを成長させてくれます。管理人も自信を持って、女性に応対できるようになりました。

ブライダルネットやpairsは、管理人が昔行っていたアダルトOKのサイトではないため、真面目な出会いを望む女性ばかりです。援助交際メールといったアダルトメールもありません。そのため、管理人が体験したあやしい出会いではなく、恋愛・結婚に至る出会いも期待できます。

ネットだから、出会い系だからと言って敬遠する気持ちはわかります。管理人も昔そうでした。ただ、「百聞は一見に如かず、百見は一考に如かず、そして百考は一行に如かず」と言い、どんなに聞いても見ても考えても、一度試した方が早いのです。

ブライダルネットやpairsを、まずは短期間でも試してみましょう。思ったより安全だと安心し、思ったより普通に出会えることにびっくりするはずです。彼女がいない、出会いがないと嘆く前に、まずは行動してみましょう。

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