ラベリング効果とは?彼女欲しい男性に大事な自己暗示のテクニック

ラベリング効果とは?彼女欲しい男性に大事な自己暗示のテクニック

本当に優しい人だね、すごく気遣いする方なんですね、とあなたは褒められるとします。すると、自分では何とも思っていなかったのにも関わらず、いつの間にか他人から見てそのような行動を取る人間に変化していきます。

そのような変化には「ラベリング効果」が作用しています。ラベリング効果は、日常生活から恋愛におけるまで非常に重宝するものです。ここではラベリング効果について、血液型の話を利用して説明し、恋愛でどのように使用していけば良いか説明します。

ラベリング効果

「ラベリング効果」は、相手に対して、あなたはこのような人であるというレッテル貼りをすることで、言われ続けた方は自然と自己暗示して、言われ続けた人になってしまう効果を指します。

新人の頃に言われていた、「あなたはきっといつか社長になる人だ! 」という人事部長の言葉を信じて努力を続けた結果、本当に社長になる人がいます。そのような人には、このラベリング効果が強く作用したのです。

ラベリング効果は、犯罪者に対する分析が元になっています。社会から逸脱した行為をしたから不良なのではなく、不良という他人から貼られたレッテルに対して従い行動したから、社会から逸脱した行為をしたのだという考え方です。

悪そうな人に対して悪い人といい続けると本当に悪いことをする人になる、というのが元々の解釈です。これを逆に捉えると、良い人と言い続けると本当に良い人になるという解釈にもなります。

ラベリング効果は悪い方にも良い方にも働きます。できるだけ悪い方へラベリングせず、良い方へラベリングすることを心がけて、相手とコミュニケーションしましょう。

血液型の話から学ぶラベリング効果

ラベリング効果として、身近なところでは血液型の話があります。一般的な血液型分析では、A型は几帳面・細かい、B型はマイペース・自己中心的、O型はおおらか・おおざっぱ、AB型は天才肌・二面性ありなどとされています。

血液型と性格は関係がないことは、すでに科学的に証明されています。それでも●●型は××だからと言われ続けるとラベリング効果が働きます。結果として、元々は全く異なる性格であったとしても、次第に××のような性格に近づいてしまうのです。

サイクルとして、「血液型の話で盛り上がる⇒血液型の本が出回る⇒読んだ人が血液型の話を信じて、それに沿った行動を取る⇒まわりの人が血液型の話は当たっていると思う⇒血液型の話で盛り上がる」が確立しています。

そのため、諸外国と異なり日本では根強く血液型の話が残っています。そして、血液型分析を信じる人ほど分析結果にそった行動をしてしまいます。特に女性は、血液型分析の話を信じる人が多いため、当てはまる人が多いことを覚えておきましょう。

カップル間におけるラベリング効果

あなたが彼女・奥さんに変わってほしいときには、あなたは○○だよね、という褒め言葉をかけてあげましょう。すると、ラベリング効果が働くため、その女性は本当にそのような性格に近づき、行動をしてくれるようになります。

直接注意や批判をしたくなる気持ちはありますが、それでは相手は行動してくれません。本当に変わって欲しければ、性格や行動の否定はしないようにしましょう。

ラベリング効果の実践例としては、気が強くて頑固な女性が、少しだけ話を受け入れてくれたときに「わがまま聞いてくれてありがとう。きちんと話を聞いてくれる人だから、オレはそういうところ好きだよ」と声をかけてあげるのです。

女性は恋人に褒められることが大好きな人が多く、また褒められたいと考えます。そして、「きちんと話を聞いてくれる人」というラベルを貼られたので、それに従って行動しようと考えるのです。結果として、頑固でも多少は話を受け入れてくれる人に変化していきます。

ただし、突拍子もなく相手を褒めるのはNGです。それは、違和感があり警戒されてしまうからです。あくまでも自然に伝えるように、タイミングを意識することは重要です。相手が褒められるような行動をした際に、すかさず褒めてラベリング効果を期待しましょう。

まとめ

「ラベリング効果」とは、人は自分に貼られたレッテルに基づき、レッテルに近い人になる行動をしようとする心理を指します。良いラベルを貼られれば善人になり、悪いラベルを貼られれば悪人に近づいていきます。

ラベリング効果は、身近なところでは血液型の話があります。血液型と性格は、科学的に関係ないと証明されています。ただ、分析された結果を信じるために、自らがその血液型に沿った行動をとってしまうのです。

恋愛においては、女性を褒めるときにラベリング効果を利用します。ただし、突拍子もなく言うのは勘ぐられるため、あくまでもタイミングを見計らって褒めるようにしましょう。