ヤマアラシのジレンマとは?彼女欲しいけど人間関係に悩む人の解決法

ヤマアラシのジレンマということを聞いたことがありますか。ヤマアラシのジレンマとは、心理学で使われる言葉の1つです。他の人とのコミュニケーションを取っていくなかで、自分が葛藤する心理を記した言葉して用いられます。

恋愛においてヤマアラシのジレンマは、あなたも確実に実感するものです。彼女がいる人であれば、どのように過ごせば彼女とより仲良くなれるのか悩む時は必ずやってきます。

逆に彼女がいない人、彼女が欲しいけど人と接するのが怖い人は、まずは友だちを作りコミュニケーションに慣れるところから始めていかなくてはいけません。

そこで本ページでは、ヤマアラシのジレンマの意味、取り上げられた作品、具体例及び解決方法について記していきます。

●ヤマアラシのジレンマの意味

●エヴァンゲリオンのなかでの用いられ方

●彼女との距離感に悩む人の具体例・解決方法

●彼女を探すなかでの具体例・解決方法

本ページを読み行動することで、あなたもヤマアラシのジレンマの意味・解決方法を知り、彼女と仲良く過ごしていくこと・彼女を作って仲良く過ごしていくことが可能です。

ヤマアラシのジレンマの意味

ヤマアラシのジレンマの実際:ヤマアラシが寄り添う写真

「ヤマアラシのジレンマ」とは、一個人として自立することと、社会のなかで相手と共存すること、という2つの欲求の間で葛藤する心理を指すものです。

ヤマアラシのジレンマの語源は、ドイツの哲学者ショーペンハウアー氏の寓話に由来します。

寒い日、ヤマアラシのつがいは、身を寄り添ってお互いを温めようとしてしました。ただ、ヤマアラシは長くて鋭いトゲがあり、近すぎるとお互いのトゲで傷つけあってしまいます。ただし、距離が遠いと寒いままです。そのため最終的に、近すぎず遠すぎない、ちょうど良い距離を見つけたというものです。

このような寓話を、心理学者のフロイト氏が論じた上で、精神分析家のべラック氏がヤマアラシのジレンマと名づけたとされています。

ただ実際には、上記した写真のようにヤマアラシは寄り添って寝ているため、ヤマアラシのジレンマの現象は寓話のなかでのお話とされています。

なお、ヤマアラシのジレンマを「ハリネズミのジレンマ」という人もいますが、ハリネズミとヤマアラシは針が鋭い動物であること以外は別物です。学術的にも異なる分類とされ、サイズも異なります。ハリネズミは20センチメートル程度、 ヤマアラシは1メートルもあります。

エヴァンゲリオンのなかでの用いられ方

なぜ、ヤマアラシのジレンマが有名になったかというと、「エヴァンゲリオン」のなかで用いられたからです。エヴァンゲリオンは漫画・映画・アニメでそれぞれ作品があります。

特に用いられている箇所は、アニメ版のエヴァンゲリオンの「劇場版 第四話:雨、逃げ出した後」の副題「EPSODE:4 Hedgehog’s Dilenmma」というところです。このときのHedgehog というのが日本名でいうハリネズミのため、ハリネズミのジレンマとも呼ばれました。

他にもヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のなかでは、劇中内の曲としてもHedgehog’s Dilenmmaというものがあります。

エヴァンゲリオンでなぜヤマアラシのジレンマが多用されているかというと、人の心の機微が表現されている作品だからです。

主人公の碇シンジが、父親(碇ゲンドウ)・同僚(綾波レイ)・保護者(葛城ミサト)・クラスメート(鈴原トウジ、相田ケンスケ)といったまわりの人たちと関わるなかでの、葛藤・成長が描かれています。

上記したヤマアラシのつがいの話が、登場人物の赤城リツコと葛城ミサトの会話のなかでとりあげられたことで、ヤマアラシのジレンマは一気に有名になりました。

エヴァンゲリオン以外での現実においても、現代社会では人との関わり方が難しく、コミュニケーションに悩むことは多いです。それは友人関係・家族関係・恋愛関係など、多岐にわたります。

本サイトは恋愛に関することを発信しているため、ヤマアラシのジレンマのなかでも恋愛関係におけるものについて、具体例と解決方法を示していきます。なお、彼女がいるなかで悩む人、これから彼女を作ろうとして悩む人の2通りがあるため、順に解説していきます。

彼女との距離感に悩む人の具体例・解決方法

恋愛のなかでヤマアラシのジレンマがどのように関わってくるかというと、彼氏・彼女という間柄の中で「どのように距離を取って付き合っていくか」というところです。悩むところとしては以下のようなものがあります。

・連絡やデートの頻度

・愛情表現

・日常におけるものの考え方

カップルにおいて、相手と連絡を取るのは自然なことです。ただ、連絡を取りあうというところはお互いに考えが合っていたとしても、どれくらいの頻度で連絡をするかというのは個人差があります。

人によっては、1日1回の連絡でもマメという人がいます。逆に、1日5回連絡していたとしても連絡が足りないという人もいるのです。同じことはデートにも当てはまります。月に数回デートすれば良いと考える人もいれば、週に数回会いたいと考える人もいるのです。

愛情表現、日常におけるものの考え方においても、人によって考え方は異なります。女子のなかには、日常におけるものの考えと愛情表現で全く逆のことを言う人がいます。

管理人が20代の頃に付き合った元彼女がそうでしたが、日常生活の家事などにおいて、「そんなこといちいち言わなくていいから、自分で考えてよ」と言います。逆に愛情表現は「言葉にしないと伝わらないでしょ」というのです。

このように相反することで怒られてしまうと、自分がどうしたらよいのかわからなくなってしまって、相手との関係に悩みます。相手と仲の良い関係を保とうとしても、相手が自分の考えたことを拒絶するため、どのように行動したらよいかわからなくなってしまうのです。

彼女がいるときのヤマアラシのジレンマ対策法

あなたに彼女がいるときに、相手との関係で悩んでしまった際の対策について記します。あなたがすべきことは以下の2つです。

・自分の当たり前を疑う

・相手と話し合う

例として、あなたが女子から連絡頻度が低いと言われているのに対して、あなたが連絡頻度を高くすることにストレスを感じているとします。彼女とは仲良くしたいけども、自分がマメではないからというつらいと理由で苦しんでいるとします。

仮にあなたが、2日に1回程度しか彼女に連絡をしないとします。そこで彼女の方から1日に5回は連絡をしてほしいと言われたら、まずは自分の思っている「当たり前」を疑ってみましょう。自分自身の考えが普通だと思っていたとしても、当たり前でないことはたくさんあります。

女友だちにアドバイスを求めたり 、ネットや本で情報を調べてみたりすると良いです。自分の考えに合ったものだけでなく、反対の考えも見て、一般的に見たら自分の考えがおかしいかどうかを客観的にとらえましょう。その上で、彼女と話し合うことが大事です。

1日1通は連絡を返すのが一般的ととらえたのであれば、「自分は確かに少ない、でもまわりも1日1通程度だと思う。1日5回の連絡は、オレも仕事もしているから難しい。1日1通、ときどき2通打つから、とりあえず様子を見てくれないかな」と話し合えます。

ここで、あなたの主張を一方的に言うだけでなく、客観的な事実を踏まえて相手の要望も多少聞くということで、折り合いをつけていくことが重要なことです。

このような流れを彼女との他のことにも当てはめることで、お互いに良い距離感を見つけることができ、ヤマアラシのジレンマ状態から抜け出しやすくなります。

自分の思いを全て認めてもらうことはできませんし、相手の思いを全て受け入れることもできません。だからこそ、話し合いが必要です。ただ、そのように努力をすること自体も拒否されるのであれば、「別れる」「距離を置いて冷静になる」といったことも必要となります。

彼女を探すなかでの具体例・解決方法

ヤマアラシのジレンマは、まだ恋人関係でない人との間にも生まれるものです。そもそも「現在人付き合いが苦手で、出会いを作るのも苦しい、でも恋人が欲しい」という人もいます。そのため、現在恋愛関係がない人の具体例を管理人の経験を使用して記します。

管理人は以前、彼女ができなくて苦しんでいた時期がありました。女子と話して仲良くなりたい、付き合いたいという気持ちはあるものの、行動に移すことができませんでした。

原因としては、高校生の頃に女子に気持ち悪いと避けられていたからです。そのため大学生になってからも、女子に話しかけたら嫌がられるのではないか、また陰口を言われるのではないかと思うと、女子とのコミュニケーションを避けてしまっていました。

冗談もうまく言えなかったため、男性ともうまくコミュニケーションがとれませんでした。結果的に、まわりの人とのコミュニケーションを避けて、暗い部屋で深夜・朝方まで連日のように恋愛ゲームをやっていたことを覚えています。

管理人の例以外でも、「自分のトラウマを知ってほしいけども、友達に引かれそうで怖い」「話しかけてみて無視されそうで心配」ということで、人と接することができずに友だちも彼女も作れない人がいます。

彼女を探している人のヤマアラシのジレンマ対策法

自分を相手に知ってもらいたい、彼女が欲しいけれども、相手に拒まれることが怖くて行動に移せない人がいます。

このような葛藤のなかで悩んでいる人の対処方法は、以下の3つがあります。

・恋愛関係なく、まずは人と接してみることから始める

・恋愛関係のない、女友だちを作る

・出会いの場で女性を探す

人に受け入れられたいけども、受け入れられる自信がなければ、まずは恋愛関係なく、気軽に人と話せるようになるところから始めなくてはいけません。

もし、あなたが友だちがいなくてつらいのであれば、趣味や習いごとで人と接するところに行ってみましょう。管理人であれば、カウンセリングスクールやスポーツでした。あなたの趣味・関心のあるもので、人と接するところに行って友だちを作ることから始めます。

可能であれば、女性もいる環境が望ましいです。なぜかというと、女友だちを作りやすいからです。同じ趣味や習い事を通せば、女子と仲良くなりやすいです。ただ、女友だちには恋愛を求めずにあくまでも相談相手として仲良くなれるように頑張りましょう。

このように、まずは友達を作る理由は、最初から出会いの場で女子と出会って彼女を作ろうとすることは心理的なハードルが高いからです。ハードルが高いため、上手くいかなくて挫折してしまいます。そのため、まずは友達作りが大事なのです。

もちろん、友だち作りのなかでも多少は傷つくこともあります。ただその小さい失敗と成功を重ねて、あなたはマインドが少しずつ強くなっていきます。そのため、恋愛での失敗に対する耐性もついていくのです。

ある程度経験を積み、女子とも一定以上コミュニケーションを取れるようになってきたら、最終的には出会いの場に行って女子と出会うことで彼女を作れます。まだあまり、女性慣れしていないのであれば、趣味や習い事の出会い、恋愛関係のない飲み会などで女子と出会いましょう。

ただある程度、女子と接してきているのであれば、「マッチングアプリ」で出会ってみることをおすすめします。

マッチングアプリは1人で女子に出会えるため、月に4,000円程度の出費で10人以上にも出会うことが可能な、便利な出会いの方法だからです。特に管理人がおすすめするOmiaiであれば、まわりの人に隠れて秘密で彼女を作ることができるため、おすすめといいます。

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以上、現在他人とのコミュニケーションに自信がない男性の場合は、恋愛関係のない場所で男友だち・女友だちを作り、人に慣れること・女子慣れすることを目指しましょう。その上で、出会いの場で女子に出会うことで彼女を作ることができます。

まとめ

ヤマアラシのジレンマとは、自分の主張を保ちつつ、相手と上手くコミュニケーションを取ろうとするなかで葛藤する心理のことをいいます。寒い夜に、ヤマアラシがお互いに針が刺さらない・寒くない距離に落ち着くという寓話から生まれたものです。エヴァンゲリオンで有名になりました。

彼女がいる人が、パートナーとの関係で相手との距離感で悩んだら、自分を客観視した上で相手と話し合いをすることが大事です。「自分の意見を全て通す」または「相手の意見を全て聞く」というのではなく、お互いに納得できるように話し合いをしなくてはいけません。

彼女が欲しいけど、他人とのコミュニケーションが怖い人は、まずは恋愛関係なく人と接することから始めましょう。趣味の場・習い事などが適しています。その上で女友だちを作りましょう。さらにマッチングアプリなどで出会いを作れば、あなたは彼女を作ることができます。