合コンでは、無事に着席して乾杯して会話が始まると、一次会での幹事としての仕事は終了かなと思ってしまいます。ただ、まだ席替えという大事な仕事が残っています。
ただ、合コンでの席替えをスムーズに行わないと、場がグダグダになってしまって変な空気が流れてしまいます。そのため、あなたが合コンの幹事であれば、スムーズに席替えを行わなくてはいけません。
もちろんなかには、合コンで席替えをする必要はないという人もいるため、本ページでは合コンで席替えをする理由を記した上で、合コンでの席替えのコツ・ポイントを記していきます。
本ページを読んで行動することで、あなたも合コンでスムーズに席替えを行い、より合コンを盛り上げて成功させることが可能です。
合コンの一次会で席替えが必要な3つの理由
合コンの一次会では席替えを行わなかったとしても、支障なく合コンでの時間は流れていきます。幹事によっては、席替えを1度も行わない人もいるように、席替えは合コンで絶対に必要なものではありません。
ただ、あなたが男女ともに満足度が高く、カップル発生確率が高い合コンをしたいのであれば、席替えを行うことは重要です。理由は、以下の3つがあります。
・男女が仲良くなりやすいため
・みなに平等にチャンスを与えるため
・新鮮な雰囲気にするため
以下、詳細に説明します。
男女が仲良くなりやすい
合コンの最初の席配置は、同性が一列に並び、異性と向かい合うお見合いのようなスタイルが一般的です。このようなオーソドックスなスタイルの席配置とすると、女子の反対が少ないです。また、異性の顔を最初から確認でき、同性の初心者のフォローも行うことができます。
ただ、オーソドックススタイルの難点は、女子が固まって男性と仲良くなりにくいことです。女子だけの会話が始まると、合コンとして盛り上がることが難しくなります。しかし、最初から男女を交互に配置する席は、同性が隣にいないため安心感がなくて反対されやすいです。
そのため、ある程度会話が進み、男女ともに緊張感が薄れてきたところで席替えをすることが重要です。最初とは異なり、女子も男性に対して安心感が出てきているため、男女交互の配置に反対される可能性はとても低くなります。
男女が交互の席配置というのは、男女が隣り合う形式です。人が警戒心を抱く距離であるパーソナルスペースは、前に広く、横に狭いとされています。女子の正面ではなく横に座ることで、警戒心を抱かれにくく仲良くなりやすいため、席替えをすることは重要なことです。
みなに平等にチャンスを与える
合コンに参加する人のなか、魅力的なモテる人は男女共に存在します。魅力的な人には、話しかけたい・仲良くなりたいというのが普通の感覚です。ただ、全員が全員魅力的な人ではなく、合コンでは1人か2人くらいの女子に人気が集まります。
すると、最初に座る席がとても大事です。可愛い女子、綺麗な女子、自分の好きな女子の近くの席に座ることができたら、話しかけやすく、仲良くなりやすいため、ラッキーといえます。逆に、そのような女子と遠い席になってしまうと、仲良くなれないためアンラッキーです。
最初の席でラッキーな人・アンラッキーな人の両方に納得してもらうため、重要なのが席替えです。席替えを行うことによって、最初の席では好みの女子がそばにいなかった男性も、席替え後は好みの女子のそばに行ける可能性があります。
みなに平等なチャンスを与えないと、どうしても不満を持つ人が存在してしまう合コンとなります。男女ともに満足度を上げ、二次会までつなげるためにも、一次会で席替えを行うようにしましょう。
新鮮な雰囲気にするため
合コンも半分くらいの時間が経過すると、みなが会場の雰囲気に慣れてきます。すると、最初の席のまわりの身近な人たちと話していたとしても、話を一通りしてしまうと、他の会話をしてない女子とも話してみたいと感じるのです。
場の雰囲気を変え、新鮮な空気とするためには、席を替えることが最も簡単な方法です。ただ、個人的に席を替えたいと思ったとしても、1人で席を移動すると、人によっては不機嫌に感じる人もいます。そのため、全体で席を変える席替えが重要なのです。
最初は楽しかったとしても、どうしても途中で空気が微妙になることはあります。そのようなときでも、空気を換えて新鮮な空気とすることで、合コンを再度盛り上げることが可能です。
このように、合コンで席替えをする理由には、男女が仲良くなりやすい・みなに平等にチャンスを与える・新鮮な雰囲気にするといったものがあります。これらの理由を踏まえて、以下で示す内容を読んで、合コンでは席替えをしてみることをおすすめします。
合コンで席替えをするための4つのコツとは
合コンで席替えをすると、上記したように複数のメリットがあります。ただ、幹事をする人のなかには、席替えを言い出すのが苦手な人もいます。ただ、席替えをスムーズに行わなくては、場がグダグダになってしまうために注意が必要です。
そのため、あなたが合コン幹事となり、席替えをするときには以下の4つのコツがあることを覚えておきましょう。
・あらかじめ席替えをすることを伝えておく
・会話が切れたタイミングを見計らう
・不安な表情を見せない
・シンプルに説明可能な方法で席替えを行う
以下、詳細に説明します。
あらかじめ席替えをすることを伝えておく
合コンの途中で、突然「席替えをやりましょう」と幹事の人が言っても、とまどう人は多いです。とまどう理由は、いきなり席替えを言われても、心の準備が出来ていないからです。想像していない事態のため、事態を飲み込めず、びっくりしてしまいます。
あらかじめ席替えすることを伝えておくと、いざ席替えをする提案をしても、スムーズに席替えを行うことができます。会社で言うと、根回しをあらかじめ行っておくことで、提案が容易に通るということです。
合コンでの根回しの方法は3種類あります。1つ目に、乾杯などの最初の段階で全員に伝えることです。2つ目は、女子幹事にあらかじめ言っておくことです。そして3つ目に、自分の近くにいる男女に伝えることです。
合コンの最初に、全員に対してあらかじめ言っておくと楽です。ただ、タイミングを逃してしまった場合は幹事や自分の近くの男女に言っておくと、あなたが席替えの声出しをしたときに進行に協力してくれるため、スムーズに席替えしやすいことを覚えておきましょう。
会話が切れたタイミングを見計らう
合コンで盛り上がっている会話に割り込んでいき、「席替えをしますよー!」と伝えるのは、あまり良い行為ではありません。会話を盛り下げ、空気の読めない幹事だと思われてしまう可能性が高いからです。
席替えの提案をする際には、きちんと会話が切れたタイミングを見計らいましょう。
狙い目なのが、笑い声が途切れているときです。笑い声が連発しているときでも、笑い疲れて会話が止まる瞬間があります。会話が止まるタイミングを見計らって声出しをすることで、全員に対してスムーズに席替えを伝えることができます。
不安な表情を見せない
席替えの声出しのタイミングに気をつかったとしても、席替えの際にはどうしても場の空気が少し変わってしまいます。それまでの会話を止めて、席替えのために移動しなくてはいけないからです。
あなたが経験の少ない幹事の場合、本当に席替えをして良いのか不安に思ってしまうことがあります。ただし、その不安な気持ちが生じたとしても、表情に出ないように堂々としていなくてはいけません。
仕切る幹事が不安な表情を見せると、みなが本当に席替えすべきか心配になるからです。あなたに求められるのは、自信を持って合コンを仕切ることです。席替えのときは空気が変わるため、不安になることもありますが、あくまでも堂々と行うことを意識してください。
シンプルに説明可能な方法で席替えを行う
席替えを行う方法は様々な方法があります。どんな方法を使うかは幹事が決めて良いのですが、守るべきことはシンプルに説明できる方法であることです。理由は、できるだけ簡単に理解し納得してもらった上で、できるだけ早く席替えしてもらい、会話に戻ってもらうためです。
席替えをするときは、どうしても会話が止まってしまうため、できるだけ早く次の席に移動を終えることが大事です。その席替えのときに、席替え方法の説明がわかりにくく、理解・納得しがたい内容であると場の空気がおかしくなる可能性がとても高いです。
すると、席替え後の席で会話が弾みにくくなる可能性があります。そのような事態を防ぎ、スムーズに確実に席替えを行うためにも、シンプルに説明できる方法で席替えをするようにしましょう。
合コンの席替えにおける人の動かし方のポイント
次に、合コンの席替え時にスムーズに人を動かすポイントについて記します。席替えをしようとしても、スムーズに人を動かすことができないと、席替えで盛り上がるどころか盛り下がる合コンになってしまいます。
以下では、合コンのケースとして多い「4対4」の合コンで席替えをするときに、あなたが取るべき席替え時の人の動かし方について記します。
・男女一斉に動く
・男女が少しずつ動く
・男性だけが動く
なお、3対3以下の合コンでは常に全員で話すことができてしまうため、席替えがそれほど重要だと思われず、席替えの提案をしにくいです。その場合は二次会などで、席を変えて座るようにしましょう。
また、絶対にこの方法で人を動かさなくてはいけない、と思わないでください。なぜなら、あまりに方法にこだわると、システム化した合コンを行う人=合コン慣れしている人と思われてしまうからです。逆に、どこかで方法を暗記してきた人だとも思われます。
女子は、ある程度女性慣れしている男性を好みます。ただ、合コン慣れしている男性は遊び人と思われて、警戒されてしまう可能性が高いことに注意しましょう。
以下、上記した3つの人の動かし方をそれぞれ説明します。
男女が一斉に動く
男女を一斉に動かす方法は、最も代表的な席替えの方法です。この方法のメリットは、男女を確実に交互にすることができること、一気に席替えが終わること、皆が新鮮な気持ちになることです。
男女交互の席の方が仲良くなりやすいため、最初から男女交互にするのは1つの手です。ただ、最初から交互の席を提案すると、女子の警戒心から反対される可能性があります。そのため、ある程度会話した後に席替えを提案した方が、男女交互の席を受け入れてもらいやすくなります。
次に、一気に席替えが終わることもメリットです。少しずつ動いていく方法だと、人によって動くタイミングにズレがあるため、バタバタする時間が長くなります。席替えのときは席替え、話すときは話す、というようにメリハリをつけやすいのも良い点です。
また、人が大きく動くために雰囲気が大きく変わり、皆が新鮮な気持ちになります。席替え後は隣が異性になることに加え、ほとんどの人が最初の席から移動するからです。席替え後の後半戦も、楽しく話せる可能性が高くなるのが良い点です。
男女が少しずつ動く
男女が全員で動く方法はメリットが多いですが、一定時間会話が止まってしまうことがデメリットです。また、いかにも合コンのような雰囲気となってしまうのもマイナスです。女子のなかにはプライドが高く、合コンらしい雰囲気を嫌う人もいます。
その点、男女が少しずつ動く方法では少し時間がかかりますが、会話を止めることなく自然に席を変えていけることがメリットです。これは、誰かがトイレなどで席を外したら、そこに別の人が座っていくという方法です。
下に例を示します。女子3がトイレなどで席を外すとします。その際に男性1が女子3の席に座り、男性3が男性1の席に座ります。女子3が帰ってきたら男性3の元の席に座り、少し席が替わります。これを繰り返すことで、どんどん席が変わっていきます。
席をずらしていくときは、誰かが指示を出すときと、自主的に動くときがあります。メンバーがある程度合コンに慣れている場合は、自主的に動いてくれます。ただ、誰も動かない場合は、幹事のあなたが動く指示を出す必要があることに注意しましょう。
男性だけが動く
この方法のメリットは、男性だけしか移動しなくて良いため提案しやすいことと、確実に参加者が全員と話すことができることです。ただ、あくまでも上記した2つの方法をメインとして、この方法の優先度は下げましょう。
理由は、最初の席が同性で一列に並んだ場合、席替え後も女子の横に座れないからです。横に座って話さないと、男女が親密になれずに一次会が終わってしまう可能性があります。何も起こらない合コンになってしまうため、あくまでも予備策です。
やり方は下図に示しているように、男性1・男性2がセットで、男性3・男性4と席交換をします。4対4以上の合コンは、2対2の合コンが2つとなり、分割されてしまう可能性が高いです。ただ、その場合でも、この方法により確実に異性全員と話すことができます。
合コンの席替えをスムーズに行う提案方法5つ
合コンでは、一次会予定時間が半分程度経過したら席替えを行いましょう。席替えは合コンのイベントの1つであり、席替えをスマートに仕切ることによって幹事であるあなたの評価は高まります。
ただし、行き当たりばったりでは仕切ることが難しいため、どのような方法で席替えを提案するかを、あらかじめ考えておくことが大事です。あなたが幹事のときに覚えておくと便利な席替え方法について、以下の5つの方法を説明します。
・席替えアプリを使用する
・くじ引きをする
・ジャンケンをする
・幹事が指定する
・個人に任せる
これらの方法から、男性メンバーのトーク力、場の雰囲気などを考えた上で、どの方法で席替えをするか決めましょう。以下、詳細に説明します。
席替えアプリを使用する
スマートフォンのアプリに、「席替えアプリ」というものがあります。これは、男女それぞれの名前を入れて席替えをスタートすると、自動的にどのように席を変えるべきかを指定してくれるアプリです。男女交互に配置、といった設定もできるため便利です。
席替えアプリを使用して席替えをするメリットは、することが少なく、シンプルに終わることです。みなの前で仕切るのが苦手な人であっても、少しだけアプリを操作して結果を伝えるだけで席替えが完了します。
デメリットは、知識豊富な合コン慣れした人と思われることです。合コン慣れしている人は、軽い男・遊んでいる男と見なされ、女子から警戒されてしまいます。そのため、いつもアプリを利用する人でも、「人から聞いてきたので試してみます」と述べるようにすると良いです。
くじ引きをする
以前からよくある、席替えをするときの方法として「くじ引き」があります。くじ引きで席替えをする際に準備することは、くじを作ることと、席に番号をつけることの2つです。以下の図に示す例のように、男女の席に番号を配置し、男女それぞれにくじを作ってひいてもらいましょう。
くじ引きのメリットは、公平なことです。席替えアプリはものによっては、ある人とある人を隣にする、といった意図的な配置ができます。ただ、同じことをくじ引きで行うのはとても困難なため、公平な方法といえます。
デメリットは、多少の手間がかかることです。割り箸にナンバーを書く位の手間で終わりますが、その間会話が止まるため、他の男性が会話をつなげることができるのが前提です。なお、くじを用意していくのは合コン慣れしている人と思われて、女子に引かれるため推奨しません。
ジャンケンをする
ジャンケンで席替えをする方法は、くじ引きの簡易版です。くじの代わりに、男女別にジャンケンをしてもらい、勝ちぬけた順に男性1、男性2、……、女子1、女子2、……と番号をつけます。その番号を利用して、上記した図のように席に番号をつけて移動してもらいます。
この方法のメリットとしては、準備が必要ないことです。くじ引きとルールはほぼ一緒ですが、何も準備することがないため、すぐに始めてすぐに終わることができるのが大きな利点です。
逆にデメリットとしては、きちんとした説明が必要なことです。「ジャンケンに勝った人から番号を選べるの?」と勘違いされることが多いため、勝った順序が大事なことをきちんと伝えるように注意しましょう。
幹事が指定する
幹事が全体の様子を把握し、「○○君が××ちゃんの隣で、△△君が一番端のまま、……」といったように、席を指定する方法です。
幹事が指定する方法のメリットは、場の盛り上がりに応じて、幹事が人の動きをコントロールできることです。例えば△△君と□□ちゃんが盛り上がっていれば、そこには特に何も言わず、盛り上がっていない××ちゃんの隣に一番話が面白い○○君を置く、などです。
逆にデメリットは、幹事の責任が重いことです。自分に都合の良い配置をしたり、配慮したつもりが逆効果になったりすると、ひんしゅくを買います。皆のために動ける人、文句を言われてもめげない人、場の空気を把握できる人でないと難しい方法であることに注意しましょう。
個人に任せる
幹事から特に席替えをしようとは言わず、男女ともに自分の行きたい席に移動してもらう方法です。あらかじめ「席替えタイムはないので、各自席を移りたければ、グラスと皿・箸を持って移動してください」と一言述べておきましょう。
一番のメリットは、幹事が何もしなくて良いことです。下手に気をもむこともなく、個々人に自由にしてもらい、自分も自由に動けるためにとても楽です。
逆にデメリットは、女子が固まったままになってしまったり、積極的に動く人と動かない人で差が生じたりすることです。男性メンバーが、自分で空気を読んで行動できるときに使うと良い方法だといえます。
まとめ
合コンでは席替えをすることが、1つのイベントです。合コンで場所・日時・メンバーを決めて、待ち合わせ場所と最初の席を決めたら、幹事の仕事は終わりというわけではありません。合コンで席替えをスムーズに行い、さらに合コンを盛り上げましょう。
もちろん、合コンで席替えは必須ではありませんが、席替えをした方が良い理由は3つあります。それは「男女を交互に配置するため」「みなに平等にチャンスを与えるため」「新鮮な雰囲気にするため」です。
席替えをするコツとしては、「あらかじめ席替えをすることを伝えておく」「会話が切れたタイミングを見計らう」「不安な顔を見せない」「シンプルに説明可能な方法で席替えを行う」ことがあります。席替えの際に合コンの空気は一瞬止まりますが、堂々と席替えを提案しましょう。
席替えで人の動かし方に迷ったら、「男女一斉に動く」「男女が少しずつ動く」「男性だけが動く」ことがあることを思い出してみてください。
また、そもそもどのように席替えを提案すべきか迷ったら、「席替えアプリを使用する」「くじ引きをする」「ジャンケンをする」「幹事が指定する」「個人に任せる」のどれかにします。それぞれメリット・デメリットがあるため、自分が使いやすい方法をメインにし、臨機応変に使いわけましょう。