あなたは「来るもの拒まず、去るもの追わず」という言葉を聞いたことがありますか? 「どんな人材でもOK!」「会社を去るものは出ていけ!」といったように、ブラック企業で使われる言葉の印象を持つかもしれませんが、恋愛においても重要な考えの言葉だといえます。
実際、彼女が欲しいと思っていても彼女ができない男性は、「来るもの拒まず、去るもの追わず」という言葉の逆の行動をしている人が多いです。
そこで本ページでは、彼女が欲しい男性に対して「来るものを拒んではいけない理由」と、「去るものを追わない」ことの大事さについて記します。その上で、失敗を次に活かすための「ピンチはチャンス」の考えについても述べていきます。
彼女ができないと、どうしても行動が鈍くなりがちであり、以前好きだった人に固執してしまいがちです。しかし、そのようなマインドではいつまでたっても彼女はできません。
本ページを読んで「来るもの拒まず、去るもの追わず」の考え方を身につけましょう。その上で彼女探しをすることで、あなたはチャンスをつかんで彼女を作ることができます。
出会いの絶対数を増やすために「来るものを拒まない」
あなたが女性慣れしていない場合は、自分を好きになってくれた人をむやみに拒絶してはいけません。「ちょっと好みではないかな……」と思っても、むげに無視などはしないでくださいということです。もちろん、ある程度女性に慣れてきたら、拒絶しなくてはいけないこともあります。
ただ、恋愛初心者の人に求められるのは、女性に慣れるために、会話・メール・デートをたくさんすることです。
恋愛においては、最初から効率を求めてはいけません。効率を重視しようとして考えすぎてしまい、行動を起こさないのは本末転倒です。恋愛初心者のあなたに求められるのは、行動しながら考えることであることを覚えておきましょう。
習うより慣れろという言葉の通りに、まずは行動することが大事です。その上で自分がどうしたいかを感じて、行動を変えていくようにします。
女性に慣れるために、相手を拒まない
恋愛初心者の頃に求められるのは、女性に慣れるために行動することだけです。もちろん、手当たり次第に告白しろというのではありません。仲良くなれそうな女性がいたら、話しかけ、メールした上で、デートに誘い、実際にデートに誘ってみるということです。
その時点で、相手を大好きである必要はありません。デートに行ったらお互いに好きになれるかも、というくらいの気持ちでデートに誘ってみましょう。もちろん、2人きりで遊んだら、なんとも思わなかった相手が恋愛相手として感じられることはよくあります。
逆にお互いに何も感じなかったとしても、仕方のないことです。デートしてくれたことに感謝し、相手に気を持たせるような行動はしてはいけません。ずっと好かれていたい男性は多いですが、自分が何も感じない場合は、思わせぶりな行為は控えます。
連絡をあまり密に返さない、デートに誘わない、デートを断る、あえて合コンの提案をするなどの行動をしてみましょう。そうされることで、相手の女子としても自分が恋愛対象でないことに気づくことができます。
ここまですべき理由は、好きな女性じゃないからデートしたくない、というあなたが行動しない言い訳を防ぐためです。本当に好きな人ができたら行動する、と言う恋愛慣れしてない人は、本当に好きな人ができてから行動しても高確率で上手くいきません。
練習してきたことしか本番では出すことができない
打率が高いプロ野球選手は、素振りの練習を決してサボることはありません。同じように、精度の高いフリーキックを蹴るプロサッカー選手に、フリーキックの練習をしない人はいません。それは、練習でできないことが本番で出せないことを知っているからです。
いつもやっていることだからこそ、重要な局面においても体が勝手に反応して成果を出すことができるのです。同じことが恋愛でも当てはまります。つまり、女性慣れをしていないと、好きな人の前で好かれるような行動を取ることができないのです。
逆に女性慣れしている人は、どんな女性と出会っても行動が変わりません。今までと同じような行動をし、同じように口説いて付き合うことができます。
あなたもモテるようになりたいのであれば、まずは女性と大量に接して女性慣れしましょう。そして女性と話すなかで、自分らしい会話の型・行動の型を少しずつ築けていくと、どんな女性と出会っても気張らずに行動することができます。
振られても次の出会いにつなげるため「去るものを追わない」
男性の多くは、女性の心境の変化に気が付かず、別れを告げられてから動揺して別れたくないと嘆きます。人によっては、泣いたり土下座したりして、なんとか別れを踏みとどまらせようとする人もいます。
ただ、別れを切り出す時点で女性の心は冷めています。変な引き止め行為をしても、別れたい気持ちを大きくするだけです。「この人は私がいないとどうしようもない……」と踏みとどまる人もいますが、少数です。長年付き合った同情心がなければ、そのような言葉は出ません。
ではどうすべきかというと、きちんと話し合った上で別れることを心がけることです。多くの人にとって、自分が振られるときに綺麗に別れることは難しいことです。ただし、この別れ方によって、その後の2人の関係が決まります。
ひどい別れかたをすると、2度と会うことはない可能性が高いです。完全に嫌悪した状態になり、恋愛関係はおろか、友達関係になることすらできないのです。楽しかった思い出は全て消え去り、2人の間には最悪な感情のみが残ります。
ただし、別れ方がキレイな場合は、その後の関係はかなり異なってきます。お互いが嫌悪した状態でなく、納得した状態で交際が終わると、いつか再会できる可能性が残るのです。
振った彼女の方も、心に穴がぽっかりと空きます。人は逃げるものを追いたくなる習性があるため、別れを告げたときにあっさりと引かれると、心のどこかで本当にこれで良かったのかと思うことがあるのです。
もちろん、復縁の保証や友達であり続けられる保証はありませんが、キレイに別れると復縁する可能性があります。実際、管理人自身もこの方法で復縁したことがあります。そのため、振られるときはキレイに別れることを心がけましょう。
別れるときに全力を出すのは遅すぎる
女性に別れを告げられた瞬間から、全力で彼女の気を引こうとするのは遅すぎます。彼女に振られた男性が彼女の行動を思い起こすと、彼女の行動が変化していて、別れの予兆が現れていたことに後から気づく人が多いです。
ただ、あなたが全力を出すのは別れ際ではなく、彼女の行動に変化があった際、もしくは付き合っている平穏なときに行うべきでなのです。この考えは、労働安全における法則である「ハインリッヒの法則」からいえることです。
ハインリッヒの法則では、1件の重大事故・災害の裏には、29件の小さい事故・災害と、300件の事故にならない危うい出来事がひそんでいるとされます。恋愛におきかえると、別れの裏に、彼女の大きな不満と、行動・言動・しぐさに隠れた彼女の不満がひそんでいたといえます。
重大な事故を防ぐためには、事故が起こる前に平常時の小さな危うい出来事を減らさなくてはいけません。恋愛でも同じように、別れが起こる前に平常時から彼女の不満の種を摘み、ストレスがたまっていくことを避ける必要があるのです。
ただ、あなたの負担が大きくなりすぎるのであれば、早い段階で彼女と話し合いましょう。もし彼女が話し合いを嫌がる、注意しても行動を変えないといったときには要検討です。
彼女とコミュニケーションをとっていき、彼女と上手くいかず、あなたが辛いと思った場合は、さらに1ヶ月頑張っても変わらなければ別れましょう。逆に言わなくても、後に彼女の方から別れを告げられます。
そのような別れは、決してあなたが悪いわけでも、彼女が悪いわけでもありません。相性が悪いのです。そして相性は、付き合って初めてわかるものです。相性が悪い人とは決して幸せにはなれないので、ズルズルいかずに、きっぱり別れることがお互いのためです。
「ピンチをチャンス」と考えて、失敗を次に活かす
「ピンチはチャンス」という言葉は有名です。これは、「ピンチが生じることによって、露呈しなかった問題点が露呈し、新たに考える必要が生じる。ただ、その考える苦しみで鍛えられることで成長できる」といった意味です。
この言葉は、パナソニック株式会社(元・松下電器産業)の創業者である松下幸之助氏の言葉に由来します。松下氏の残したパナソニック株式会社は幾度とないピンチに耐えて、何十年も日本を代表する電機メーカーとして君臨し続けています。
何か行動を起こそうとした場合、最後まで問題が生じないことはまずありません。日常生活においても、旅先で道に迷ってしまう、会議の発表直前にプレゼンテーションのデータが壊れる、ドライブ中に山でガス欠になるなど、ピンチはたくさんあります。
もちろん、ピンチにならない様に行動をすることが大事です。そのような対策を施しても起こってしまってピンチになることは多いですが、ピンチを工夫して乗り越えていくことで人は成長できます。
旅先で迷ってしまったときは、良い機会だと考えて、予定とは全く違うコースを歩むことで臨機応変さの大事さを学ぶことが可能です。ガス欠でJAF(日本自動車連盟)にロードサービスを依頼することになったら、その大変さを学習して、ガス欠にならないための準備を怠らなくなります。
もちろん、小さな行動であれば小さなピンチしか起きませんが、大きい行動には大きなピンチが伴います。そこで、少しずつピンチを乗り越えて成功体験を重ねていくことで成長し、最初はクリアできなかった大きなピンチが生じてもクリアできるようになるのです。
恋愛に置き換えても、以前に振られてしまった経験から学習することで、最終的に最愛の彼女とのピンチを乗り越えて結婚をするという、大きな成功を成し遂げることができます。
恋愛におけるピンチはチャンス
ピンチはチャンスの考え方は、恋愛に関しても当てはまることです。女性に振られるというのも、1つのピンチです。現状でものすごくモテる人は、振られてきた数もものすごく多い人ばかりです。
逆に「1度も振られたことがない」、という人は実はモテてはいません。それは、自分を好きになってくれる人だけと付き合ってきたからです。たくさん振られるなかで、ピンチを体験し、自分の問題点と向き合うなかでモテるように成長していった人が本当にモテる人だといえます。
女性に振られるピンチを迎えると、それを乗り越えることで、大きく3つ成長するチャンスとなります。
第1に、ピンチとなった直接の問題点に対して解決できるチャンスとなります。例えば清潔感がない、と言われて女性に振られたら、どうやったら清潔感を出せるか必死で考えて行動に移し、身だしなみや掃除に気をつけることで、次に振られる可能性を減らすことができます。
第2に、女性の価値観について勉強するチャンスとなります。女性の価値観は千差万別です。予想できないことで振られてしまったら、「女性はそこを気にするんだ、じゃ次はきちんと考えておけば大丈夫」というように、価値観を広げて対処できる行動を取れる点で成長できます。
第3に、マインドが強くなるチャンスとなります。これは、単に打たれ強くなるということです。ひどいことを言われても、多少のことには動じなくなります。すご腕のナンパ師が、無視されても暴言を吐かれても、次の女性に向かっていけるのはマインドが鍛えられているからです。
管理人自身、付き合っていた女性に「顔がどうしても嫌い」と振られたことがありますが、気にしませんでした。なぜなら、その前にも同じことを言われた経験があるからです。モテる人の多くは、理不尽な言い方にも動じないメンタルがあるから、立ち直って次のチャンスに向かっていけるのです。
このように恋愛においても、ピンチはチャンスといえます。女性と付き合うなかで、ありえないようなピンチは絶対にあります。そのようなときも、そのピンチを乗り越えれば成長できる、と考えて問題に立ち向かうようにしましょう。
まとめ
「来るもの拒まず、去るもの追わず」ということわざは、実は彼女作りにおいても重要な言葉です。「ピンチはチャンス」という言葉とともに、恋愛においてどのように活かせるかについて記しました。
あなたが恋愛初心者であるならば、少し好みの女性と違っていたとしても、まずはデートに行くところまで行動して女性慣れすることは大事です。女性慣れしていないと、本命の女子の前では全く話せないため、メール・デートはできるだけ多く経験しましょう。
また、去る者を追わないという点では、フラれそうになったら話し合ってキレイに別れることが重要です。キレイに別れた方が、後に復縁できる可能性が残ります。もちろん別れに至る前に、日ごろからの彼女の行動をチェックし、危うい事態になる前に防ぐことがより重要です。
さらに、ピンチはチャンスという言葉も覚えておきましょう。恋活・婚活で予想外のことは確実に起こるものです。そこでピンチはチャンスという言葉を思い出して、何をそこから学べるかを日ごろから考えておくと、失敗を次に活かして行動していくことができます。